社長の鞄持ち研修

舘山侑美(たてやま ゆみ)
大学 | 日本女子体育大学 |
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実施日 | 2017年10月28日 |
6:05
荻窪駅
五十嵐さん、丸さんと合流
五十嵐さんに名刺交換の仕方を教わる
松尾モータース様の松尾章弘社長と合流、自己紹介する
荻窪駅出口のタクシーへ
ここで五十嵐さんとお別れ。朝早くからありがとうございました。
6:27
すぐに丸さんの教育チーム報告スタート
小山さんは聞きながら、仕事のやり方・評価方法について指摘
・「それはC評価にしろ」「それは始末書を書かせろ」
会場到着直前で丸さんの報告終了
6:42
小山さんが会場に入ると、多く社員が社長に話しに来る
商品の即決ショッピング始まる
・早く手を挙げた人が購入できる(始まる前から挙げていても可)
-小山さん「はい1,000円」社員「はい!」
・誰も手を挙げない商品は値切れる
-小山さん「はい1,000円」「…」社員「500円!」小山さん「売った!」
6:56
部門長会議スタート
事故報告10件(車両事故8件、伝票紛失2件)前で謝罪(上司もその場で立って謝罪)
経営計画書、計画資料の数字確認
・項目は読まず数字のみ読み上げる、読む人が間を置かず切り替わる
・数値を間違えると罰金1,000円(笑いが起きる)
・40分間ひたすら数字が読み上げられる
SM小金井、シニアライフコンサルティング、国分寺ホーム北のレビュー報告
・小山さんのアドバイス「採算に見合わないお客様は止めてもらう」
8:15
松尾建材様の松尾昭社長がスイカチャージへ一足先に出る
小山さん、こんなこともあろうかとスイカ予備を準備していた
小山さん、松尾章弘社長、松尾昭社長、曽我さんと新宿駅へ
電車で松尾章弘社長の質問コーナー
8:55
新宿駅
タクシーの待ち時間に松尾社長、曽我さんと名刺交換
なぜ部門長会議で40分も数字だけ読み続けるか?
・「ああしないと誰も数字を見ない」「社員が数字を知らない会社は業績悪い」
タクシー2台で横浜銀行様へ
9:09
曽我さんが部門長会議と同じように数字確認
小山さんのお話
・武蔵野は昨年、過去最高売上54億円
・Fonfun(上場企業)の株式をトップシェアで以上持っている
・「減酒して健康です」
・武蔵野で不正できない仕組み=「社長が社員は信用しているが仕事は信用してないこと」
終了後、徒歩で次の銀行へ
9:32
小山さんトイレ5人分入れる場所を熟知
初めに名刺交換をさせていただく
横浜銀行様と同じ話 + 財務の話
・「不動産は近いうちに必ず落ちます?」
終了後、電車で渋谷の銀行へ。
10:12
初めに名刺交換をさせていただく
曽我さんが数字確認している間、小山さんと支店長の横田様がお話しされる
・Fonfunの事業内容や株購入の流れなど説明 + 口出しはしていない
・毎回曽我さんが不正の例え話に出され、「信用してないぞ」といじられる
10:35
渋谷駅
曽我さんとお別れ。ありがとうございました。
山手線改札前で新幹線のチケットを頂く
松尾昭様の質問コーナー、小山さんはメモをボイスメモ(文字に自動変換してメールで自分に送る)で取る
11:00
東京駅
米沢牛黄木様で昼食
松尾昭社長がくじで負け(負かされ)支払い。メニューは一瞬で決めて前会計
出てきて3分で食べ終わる。松尾社長、ありがとうございました。ご馳走様でした。
11:35
岩手県一ノ関へ
小山さんと松尾章弘社長と私の3名グリーン車に乗る
小山さんiPadでずっと仕事(ボイスメール、スケジュール作成)
・スケジュール管理は、ぱっと目で見て判りやすい電子端末を使う
・携帯電話(端末)を5つ持ち、送信専用と受信専用など用途によって使い分ける
・エナジャイザー診断結果を見てすぐに従業員の性格を判断する
・はがきを途中まで書いておくと、書くのが面倒になっても出すまで止められない
14:10
一ノ関到着
朝田建設様の会社訪問へ(現地へ向かう車の中で会社の現状を聞く)
・早朝勉強会のコメントは、誰が何を言うか仮説を立てて聞いている
・社員が1人辞めたら新たに2人雇うことで、社内の損失を減らす
14:30
会社訪問、朝田建設様
・伝票は個人がスキャンしPDFとして保管する、紙はかさばる
・データ化が面倒ならアルバイト(従業員の奥さんなど)を雇う
・給料は早く払う方が、社員のモチベーションが上がる(もはや前払いでもいい)
・企画書はテキトーに作ってお客様に持って行き、お客様に改善してもらう
→やるべき仕事の詳細が明確になり、お客様も依頼を断れなくなる
16:48
東京へ
グランクラスに乗る
軽食とビール注文の許可をいただく
小山さん、松尾社長の分の軽食もいただきました。私が和食を選んだ後にお二人は洋軽食をご注文され、食後を見計らって洋軽食を譲っていただきました。ありがとうございました。
小山さん、読書・はがき・ボイスメールなどの作業をこなす
19:00
東京駅到着
電車で荻窪へ
小山さん結婚前のキャバクラの伝説(他の店から40人集めた)
武蔵野の採用のお話
・30分面談で長く話しすぎる人は優柔不断で、就職先を決められない
・削除学生はバカ
19:30
小山さん、松尾章弘社長とお別れ
鞄持ち終了
感想
昨日は鞄持ちインターンシップに参加させていただき、ありがとうございました。
小山さんは時間の使い方が上手という情報は聞いていましたが、朝からタクシーの中で社員からの報告があるとは思っていませんでしたし、その後の銀行訪問や会社訪問でも空き時間は仕事をするか他の鞄持ちの社長とお話しているため、時間に無駄がありませんでした。
個人的に最も驚いたのは昼食のときで、まず小山さんが爪楊枝でくじを作り松尾昭社長に引いてもらっていましたが、松尾社長は見事当たりで全額支払いにされていました。
松尾章弘社長によれば小山さんには「あみだくじ」でも「じゃんけん」でも負かされるらしく、私が公平だと思っていたそれらのゲームも小山さんの手にかかれば脅威になると感じました。
またお店に入って10秒で注文を決め、料理が来てからは3分で食べて店を後にするあのスピードは、私でもついていくのが精一杯でしたし、時間を有効活用するという強い意志がなければ真似できないと思います。
私は一日を通して本当に内容の濃い一日だと感じましたが、小山さんはほぼ毎日鞄持ちを連れて朝から仕事をされているとお聞きし、振り返って驚くほどに自分が非効率的に活動していること、また自分では忙しいと思っていたことも、小山さんとは忙しさのレベルが桁違いであったことを実感しました。
そして忙しい中でも小山さんと鞄持ちの松尾社長は、常に周囲に気を配って行動されていました。
本来は私がすべき気遣いをお二人にさせてしまったことは本当に申し訳なく思いましたし、この経験をしっかり反省して、実行に移せることは今からでも行っていこうと決めました。
そして何よりも重要な気づきは、自分が「何も知らない」と分かったことです。今回小山さんには何度も「バカ!」とお叱りを受けましたが、いかに自分が(何も知らないくせに)知ったかぶりをして高いプライドを持っているかが明らかとなりました。
私は自分の出身である岩手県について地理的なことも何も知りませんでしたし、人として格の違う社長に「じゃんけん勝ちますよ!」などと威勢よく勝負を挑んで負けるなど、呆れるくらいにバカでした。
もちろん現在進行形でもバカですが、小山さんに唯一褒めていただいたように「無知」を自覚したことは大きな一歩だと思いますし、頭が悪いなりに努力して、前進していきたいです。
小山さん、楽しく貴重な経験を与えていただきありがとうございました。同じく鞄持ちをされた松尾章弘社長、松尾昭社長にも働き方に関するアドバイスをいただき、とても参考になりました。ありがとうございました。
ご連絡をいただいた採用担当の荒谷さん、さらに当日鞄持ちのアドバイスをくださった五十嵐さん、お迎え同行でご一緒いただいた丸さん、銀行訪問でご一緒いただいた曽我さん、会社訪問でお話しいただいた朝田社長、ありがとうございました。
成長の機会を与えてくださった皆様に感謝し、報告を終えさせていただきます。
以上、鞄持ちインターンシップの報告とさせていただきます。